まだまだこんなこともできるさくちゃんw
ブログを書く気力がまったくなくて全然更新してませんでしたが頑張ってさくらのことを書きます。
昨日、1月11日、大学病院に術前検査に行ってきました。
主に網膜が機能しているかの検査です。
さくらがまったく見えなくなって10ヶ月ぐらいが経過しています。
これが昨年最初に大学病院に行った時の記事。
てんかん発作をなんとかしないとということで、しつこくMRIを撮り続けた初夏。
せっかく手術したかったのに大学病院が改装で延期になってしまった時のこと。
実はこの時点でかなり私たちは疲弊していました。
さくらはもっとでしょう。
で、昨日の検査で、まず網膜の検査ですが(コンタクトレンズみたいなのを入れて電極をつけて反応をはかる検査)、網膜は低電位でした。
通常の網膜で100反応があって欲しいところ、30ぐらい。
色の判別に至ってはもっとずっと低い。
これではせっかく手術しても、1-2年でまた見えなくなるということです。
白内障が進んで網膜変性症になっているのかも、ということでした。
で、もうひとつ重大な問題があって、心雑音があったとのこと。
初期の弁膜症かもしれませんと言われました。
これはかかりつけの先生のところで検査をしてきます。
全身麻酔は心臓にとても負担がかかるので、生命に関係のない手術など受けさせられない。
私たちはあっさりと白内障の手術を諦めました。
これまでも散々いろんな検査をして、さくらはその負担を受け入れざるを得なかった。
もう、さくらをいじりたくないという気持ちの方が強かったです。
さくらに申し訳ないことをした。
昨年秋に手術できていれば、という気持ちもありますが、白内障の手術をしなくてすんだ、という安堵の思いもあります。
約10ヶ月の失明期間中で、さくらはずいぶん見えない生活に慣れました。
お散歩も問題なく行けるし、何ならルンルンで催促してくることもあります。
ディスクのローリングもできるし、呼び戻しやオビ遊びもできるし、見えなくても今のさくらにはたいした問題ではなさそうです。
あ、でも、
よく「犬は視覚にそれほど頼ってないから大丈夫」って言われるけどそれはさすがにないなと思います。
視覚に頼る部分は当然ものすごい範囲で、突然その情報が失われてから普段の生活に戻るまではかなりの期間と苦労を要しました。
犬にとって、これまで見えてたものが突然見えなくなるのは大変な恐怖だと思うし、実際にさくらもかなり怖がっていてお散歩の通常復活まで大変時間がかかりました。
なので安易に見えなくても大丈夫とは言いません。
実際に「家の中は大丈夫だけどお散歩ができなくなった」という犬はいっぱいいます。
なので見えなくなっても前と同じ生活ができるということでは全然ありません。
さくらが見えるようになれば…って思ってたけど、それは失われたものを取り戻すということで、本来不可逆的なことをやろうとしていました。
でも今のさくらは、ゆっくりと歳をとっていって欲しい。
前は「太く短く」みたいな気持ちがどこかにあったけど、シニアなさくらに寄り添う毎日の中で、ゆっくりと、細く長い楽しい毎日を送って欲しいという気持ちがものすごく強くなりました。
いま、さくらの同年代の子が大きな病気になったり亡くなったりして、とても寂しいです。
さくらは来月12歳になる、12歳とはそういう年齢で、みんながみんな15とか生きれるわけじゃないんだ。
なので、これからはさくらの健康状態を少しでも維持して、一年でも二年でも長く生きてもらう、なるべく病気にならず、健康で楽しい毎日を1日でも長く送ってもらう、そういう恩返しを長い期間さくらにさせてもらうのが今の私たちのタスクだなと思うようになりました。
血液検査の結果も心配な値がいくつかあったりと、さくらの健康状態は決して万全ではありません。
でもこれも、年齢なりのものだとあまり不安にならずに、シニアなさくらに寄り添い続けて、これまでの恩返しをたくさんしていきたい。
もちろん恩返しだけではなく、シニアなさくらとののんびり生活もとっても楽しい、シニア犬との生活の楽しさを満喫しています。
さくらは毎日元気いっぱいにお散歩にいきます。
オビ遊び中のダウンかな?
お得意の川チェックw
いっぱい歩いて休憩中!
仕事がとても忙しくてなかなか犬たちと共有できる時間を取れないけど、できるだけ悔いないように、犬たちと一緒にいたいです。