停座からの称呼のさくちゃん。
グラウンドでは元気元気!
目が見えない状態のさくらの記事ばっかりですが、誰かの役に立てば。
でも、できるだけ平常な気持ちで日常を過ごしているつもりだけど、こうやって書いてるとすごく辛い気持ちがあります。
見えないだけじゃなく、徐々に失っていくようで。
なるべく考えないようにはしてるけど。
さくらのお散歩について。
お散歩に出る時は楽しそうに起きてきてくれる。
やっぱりお散歩好きなんだなあ!
アスファルトを怖がるって書いたと思うけど、特に家から出た後に降ろすのはものすごく怖がります。尋常じゃない怖がり方。腰が抜けちゃったみたいになる。
これはかなり精神衛生上悪いと思うので気持ちが落ち着くところまでは絶対に抱っこすることにした。
幸い歩いて2分ぐらいのところが河川敷の近くの広場なので、そこまで抱っこして、そこから歩き。
土の上なら喜んで歩くさくら。
でも草丈があっても気づかずにぶつかってしまい、目に当たると危ないので慎重にリードと声かけでガイドします。
声かけはね、とにかくずーっと声をかけてる。
何しろ数日で視力を失ったので、さくらは不安がいっぱいなはずだから。
しばらく声をかけないと立ち止まって不安そうにしてしまったりするので、めっちゃ声をかけている。
さくらの歩く速度もこれまでの半分くらいなので時間がかかります。
うちからグラウンドの向こう側まで行って帰って、往復で1キロ半に満たない距離を1時間以上かけて歩きます。
これでもさくらにはかなりの大冒険になります。
だから途中で休ませてあげられるようにキャリーバッグを持って行ったりしています。
楽しみは、やっぱりグラウンドでやるオビ練。
これはさくらのルーティンだから、いつもやる楽しいことを変わらずやるというのは犬にとってすごく安心感があり自信につながると思う。
もちろんヒールポジションなんてぐちゃぐちゃだけど(さくらは私の顔の位置でポジション取ってたから、顔が見えないからだいたいの位置しかわからない)、意欲的に従ってくれれば位置なんてもうどうでもいいし、他のコマンドは安定して聞いてくれるし、招呼だって声がする方に来てくれるから問題ない。
グラウンドは地面の凸凹も少ないので走って戻ってきてくれる。
さくらありがとう。
明日はさくらの眼科に行きます。
手術をする予定の眼科。
正直震えるほど怖い。
見えないさくらを初めての場所、しかも大嫌いな病院に連れて行き、もしかして検査をする。
なるべく、いっときもさくらから離れない、検査もなるべくさくらに触れていたい。
不安をなるべく無くしたい。
さくらの目がよくなればって考えてるけど、さくらが死んじゃうんじゃないかとかそういう不安がすごい。
大袈裟じゃないと思う。
これまで当たり前だと思ってたさくらの健康やさくらそのものの存在が、さくらのてんかんや失明とともに、ものすごく不安定なものだっていうことが突きつけられた。
不安定なんて当たり前だ。
何もない日常が一番幸せだけど失われるものだって自分が一番わかってる。
分かってるくせに、当たり前な日常にふんぞりかえってた。
さくら、もっと大切にするから、元気でいてねお願い。