このブログはさくらとCOSMOのブログなので、あんまりこういうことは書きたくないんだけど。
そのうち別なブログに書いてこっちは消すかもしれないんだけど。
すごく重要なことだから書くよ。
誰も見てないブログだけど、この内容はたくさんの人に知って欲しいんだ。
さくこすママはちょっと怒っている。
昨日の記事で、さくらの下顎のこと、歯が抜けていることを書きました。
さくらの下顎がなんでこんなになっちゃってるかというと、記事にも書いたように、一部の超小型犬を求めるユーザーがその見た目に求めているのが異形(敢えて異形と書きます)だからだ。
- 極端に丸いドーム型の頭
- 極端に大きな目
- 極端に短いマズル
- 極端に小さい下顎
これって何に近いかというと、これに近い。異論は受け付けない!!!!
ブライスはとても可愛い、私も嫌いじゃないです。
女の子を可愛くデフォルメしたのがブライスをはじめとしたお人形、そして漫画やアニメなどでも女の子が可愛くデフォルメされている。
で、犬を可愛くデフォルメしたのが、
- 「すごく可愛い」チワワ
- 「すごく可愛い」トイプードル
- 「すごく可愛い」ポメラニアン
- 「すごく可愛い」いろんな犬
だと思います。
生きながらにしてデフォルメされてしまっている。
そんな生き物っているか。
上に挙げたドーム型の頭と大きな目は、頭に水が溜まっているから(水頭症)できています。
極端に短いマズルは呼吸がしづらく、暑さに弱くなります。
またその短いマズルと小さな下顎は、顎の骨の未発達と脆弱性を伴います。
水頭症は水を抜く必要があるほど重度なものは少ないものの、神経系統のなど様々な症状が現れます。
顎の骨の脆弱性はさくらのように歯が抜けてしまい、顎の筋肉が弱い子は顎が締まりづらくなることもあります。
他にもいっぱいいっぱい問題があります。
この事実を、チワワなどの小型犬を迎えたいと思ってる方はどうぞ知っていただきたいのです。
そしてこれが「自分の犬がそうなるなんてかわいそう」というよりも、
犬自身が辛さを伴った毎日を過ごす、生きづらい生涯になってしまう
ということについて重大であることをどうぞ考えて欲しい。
自分はこういう見た目の犬が好きだし、病気のリスクは背負っていくから大丈夫
って人もいると思う。
でもその考えは大きな間違いなんだ。
その間違いが今の問題を大きくしている。
飼い主じゃなくて、生きる主体は犬自身だから。犬の目線で犬の問題を捉えいないといけない。
犬が辛いって言ったら問答無用でダメなんだよ。
私もこれは毎日考えています。
動物福祉とかアニマルウェルフェアとかの言葉が流行ってるけど、なかなかわかりやすい概念を示してくれないんだけど、自分はこういうことだと思っている。
「まあるい顔が可愛い」とか「舌がちょっと出ていてうちの子かわいい」とか、そういうんじゃなくて、それで犬自身に不都合が生じないのかということ。
飼い主がどう感じるじゃなくて、犬自身が辛いものは排除しなきゃいけないっていう考えがとても大切だって本当に思う。
「私が愛してるから大丈夫」みたいなのはどうでもいいばかりか、肝心の犬の気持ちに言及することを妨害してしまうから危険なだけだ。
不都合を抱えた犬を作るのはブリーダー側ですが、
その裏にはニーズがしっかりあるということを忘れてはいけない。
我々一人ひとりに大きな責任があることを忘れてはいけない。
犬は喋れません。
喋れないから「頭が痛い」とか「いつも目にゴミが入るんだけど」とか「なんか関節に違和感がある」とか言えません。
それから犬は痛みを隠すので(痛みを主張する生き物は人間ぐらいです)、痛くてもあまり態度に出しません。
でも出さないだけで、彼らは孤独に違和感や痛みといった、生きづらさと毎日をともにしているんだ。
それってひどくないか?
自分がそんな毎日を送ってたら辛いよね。
本当に好きならそういうことを排除してあげるべきだしそれが愛情だ。
見た目は確かに重要だ。
我々は見た目を無視して何かを選択することはまずない。自分も。
でもその前に前提として、犬が生きやすいか?という考え方を持って犬を選んで犬と暮らしていく。
そのために犬という生き物をもっと理解していく。
そう考えると「この見た目はおかしいかも?」ってなる。
それが考えられなければ犬を飼う資格がないんじゃないか。
そして全員でそれを考えて実行に移さないと世の中ちっとも変わらないんじゃないかって思います。
明日から普通のさくこすのブログに戻るよ🥰